小児科について
小児科は、新生児から乳児、幼児、学童、さらには思春期のお子さまを主な対象として治療やケアを行う診療科です。思春期を過ぎた方であっても、小児期特有の慢性疾患が成人期まで続いているときは、この疾患の治療も引き続き行います。
お子さまは、生まれてから成人に達するまでの間に、身体も心も成長していきます。そして、社会性も身についていきます。この時期の医療を担う小児科は、単に病気の治療をするだけでなく、お子さまの心と身体が病気にならないように予防し、積極的に健康を管理していく役割を担っているのです。
この地域のかかりつけ小児科です
お子さまの場合であっても、大人と同じように各臓器に特化した重篤な病気を発症することがあります。その場合の専門的な治療は、小児科の中でも当該疾患に精通した専門医が担うことになります。しかし、小児期には、お子さま自身の自覚症状と、実際の病気の箇所が一致していないことも多いのです。
そのため、お子さまの健康状態を継続して診ている「かかりつけのお医者さん」を持ち、体調が優れないときは、その小児科医を受診することが大切となります。当院は、この地域のかかりつけ小児科として、患者様に寄り添った診療を行っているので、お気軽にご受診ください。なお、入院加療や専門的な治療が必要なときは、当院と連携している専門病院をご紹介いたします。
よく見受けられるお子さまの症状(このようなときは当院をご受診ください)
- 高熱が出た
- 微熱が続いている
- のどが痛い
- 鼻水、鼻づまりが治まらない
- 咳が止まらない
- 食べた物などを吐いてしまった
- 呼吸時にゼイゼイとした音がする
- お腹が痛い
- 下痢になった
- 排便の状態が安定しない
- お肌に湿疹などができた
- 耳の穴から膿のようなものが出てきた
- おしっこのときに痛みがある
- お尻から血が出てきた
- 乳幼児健診で何らかの指摘を受けた
小児科で対応する主な疾患
小さなお子さまは、まだ体が十分に成長していないため、様々な感染症に罹患してしまうことがよくあります。また、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー性疾患によって日常生活に影響がでてしまうこともあります。当院の小児科では、主に下表のような病気を診療いたします。
- 風邪症候群
- 突発性発疹
- インフルエンザ
- 急性中耳炎
- ヘルパンギーナ
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 扁桃炎
- 水痘(水ぼうそう)
- 麻疹(はしか)
- 風疹
- 手足口病
- 溶連菌感染症
- りんご病(伝染性紅斑)
- 水いぼ(伝染性軟属腫)
- とびひ(伝染性膿痂疹)
- ウイルス性胃腸炎
- アトピー性皮膚炎
- 気管支ぜんそく
- 花粉症(アレルギー性鼻炎)
- おむつかぶれ
- あせも
- 細気管支炎
- 肺炎 など